2016年6月22日、「まいてつ」のシナリオライター進行豹が
鉄道ファン個人としての震災支援を企画し、「まいてつ」ユーザーを集め、
「くま川鉄道」で貸切列車を走らせたのが端緒となります。
その前後「くま川鉄道」社長様よりコンタクトがあり、会談致しました。
支援の内容として、当初は減収分相当となる400万円を寄付させていただく提案を
いたしましたが、「くま川鉄道」側からは、単純な寄付よりも
切符を販売して収益を上げたい。そして何より地元へ足を運んで頂きたいと思いをお聞きしました。
また、一枚の切符では収益を見込むのは難しいと言うこと、くま川鉄道には5種類の車両があるので
その要素を生かし1日乗車券5枚セット6000円のシートで販売できないかとの相談があり、
盛り上げと収益の改善を両立できるプロジェクトとして企画を検討致しました。
他の記念切符の販売枚数実績も考慮した上で、1日乗車券5枚セットを弊社で作成した場合の試算を行った結果
オリジナルキャラクターによる描き下ろしだと約100万円程度の売上げと
予測できましたが、本件での目標収益には到底届かないということが判明いたしました。
そこで第2次案として、既存キャラの利用を検討致しました。
現状での「まいてつ」の売上とグッズ販売数から推測すると、「まいてつ」ユーザーに
ご支援を呼びかけることにより、最大1000万前後の売上げは十分可能性があると
考えることができました。
「まいてつ」は今後、アニメ化やコンシューマ化も検討されておりますが、現在は
R18コンテンツですので、1年半~2年半後であればコラボも可能ではないか、
とのご提案を致しました。
しかしこの場合、実施時期が遅くなってしまう点が問題となりました。
「くま川鉄道」側としては、震災での減収は緊急のため、なるべく速めに対応策を
取りたい、そして可能であれば10月8日~9日に行われる鉄道フェスティバルから
販売開始したい、とのご要望を打診いただきました。
そこでR18コンテンツである「まいてつ」のゲーム名はもちろん、会社名、イラストレーター名など一切使用せず、
同時に「まいてつ」ユーザーにアピールする案として、
・「くまてつ」という新しい企画として設定し、キャラクター設定としては、
「まいてつ」の“レイルロオド”という設定を生かし、同じ見た目で量産された
別キャラクターとする。
・「まいてつ」のロゴやキャラクターを改変したものを使用し、
一見ではわからないが、「まいてつ」ユーザーにはわかるようにデザインする。
・弊社側からは「まいてつ」ユーザーに対して宣伝し、「くま川鉄道」のショップへ誘導する。
・「くま川鉄道」は、通常通り販売を行い、「まいてつ」への誘導は行わない。
という案にて合意し、企画を進めることになりました。
さらに実際に企画を進めるにあたって、よりいっそうの付加価値をつけれるようなご要望とこちらの提案により
弊社から協力していただける方々に依頼し、テーマソングCDの作成やAR機能が追加されました。
これら全てのコンテンツは、「くま川鉄道」と逐一情報・内容を共有しながら進行し、
内容には相互で完全に同意の上、全て予定通り完成に至りました。
しかしながら一部報道にもございました通り、諸般の事情により
協議の末、販売中止という結果になりました。
弊社としては販売中止については誠に残念ではございますが、第一の目的が復興支援であり、
手段としての企画が問題となってしまった以上、固執して問題をいたずらに長引かせたり、
支援を取りやめざるを得なくなってしまう形になるのは本意ではございません。
そこで本件の中止に伴い、当初ご提案させて頂き、本件の最低目標としても定めておりました
震災による減収400万を「くま川鉄道」に寄付することで、支援とさせていただく旨を
提案致しました。
「くま川鉄道」は10月4日の緊急取締役会で本寄付の受け取りを可決致しまして、
10月6日付にて入金させていただきました。
以上、本件の経緯に関する弊社の見解となります。
関係各位におかれましては諸事情および弊社の震災支援に対する思いに
ご理解をいただければと存じます。
※全文は↓から
http://www.lose.jp/official/kuma
DMMダウンロード |
当サイト関連記事 |
記事の速報性は無い模様