今年7月コアマガジンの編集部長ら3名が、ワイセツ図画頒布の疑いで逮捕され、その後、裁判で有罪が確定した。これを受け、美少女ゲーム・アダルトゲームの自主規制のための審査を行う「コンピュータソフトウェア倫理機構」(以下、ソフ倫)が、加盟するゲームメーカーに注意喚起を行っていることが明らかになった。この中では、捜査機関が更なる摘発を考えていることまでもが、触れられている。
この注意喚起は、今月18日に「ソフ倫ニュース号外」として発信されたもの。出版分野でのワイセツ事件を受けて、アダルトゲームの自主規制団体であるソフ倫が注意喚起を行ったのは、ビジュアルファンブックといった、エロゲーの原画素材などを利用した書籍に対してだ。
号外の中で、ソフ倫は「当該出版社の検挙においては、当該コミック誌内において、当機構加盟会社様のゲーム画像も掲載されておりましたが、当機構にて情報を収集した結果、当該ゲーム画像については、当機構の倫理規定、審査基準を遵守しており、問題とされる事はなく結審したものと判断致しました」とするものの、「捜査機関では、今回の立件に留まらず、第二、第三の検挙を考えている可能性が高いとの情報も寄せられております」として、注意喚起を呼びかけているのだ。
加えて、書籍が摘発された場合「18禁ゲームメーカー、或いは原画家まで影響が及ぶ事が強く懸念されており、特にカラーの素材について
わいせつ性が高いと判断されるとの情報がございました」としている。
そして、加盟社に対しては「雑誌社に委託し発行された画集」「PR素材」においても当局の判断いかんで、会社のみならず原画家までもが「重要な局面」に立たされる可能性がある、としているのだ。
さらに、ビジュアルファンブックについても「無修正に近い状態で販売されているものがあり、危険性が高い」と、この号外には記されている。
ある加盟社の社員は、この号外を受けて次のように語る。
「ソフ倫が、このような“警報”を出すということは、相当にヤバい状況なのだと理解しています。アダルトゲームでも、今までよりも規制は
強くなるでしょう」
http://otapol.jp/2013/11/post-177.html
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記事の速報性は無い模様